太陽光の見積りの見かた 価格帯の幅が大きいのは?

見積もりの見かた

いいんちょの見積り提出先には地元のハウスメーカー、工務店、電気工事業者、電材商社、リフォーム会社という業販先。そして一般のユーザーという直販先があります。

公開する価格は最終的にユーザー様がお支払いになる価格を想定しています。

最高値はどんなお客様に?

価格の幅の中で最高値のものは、ハウスメーカー、工務店などを通して(主に新築時)太陽光発電を導入した場合のものとなっています。

住宅会社は太陽光一式の仕入れ価格に利益をのせて最終ユーザー様に販売します。新築住宅の粗利率がおおよそ30パーセントと言われておりますし、また、実際に自治体の補助金を申請する際にコピーをいただく領収書を見ておりますとこの水準の価格で販売をされています。

実際には新築住宅の全体の見積の一部として組み入れられておりますので、お施主様には「太陽光発電システム単体の価格」はわかりづらくなっている事がほとんどです。

価格のみを見ていくと住宅業者が間に入る分、単純に損をするように思えますが、建物を含めたすべての元請けとして住宅会社に入ってもらうことにはメリットも多数存在しています。

そもそも粗利30パーセントって高すぎる!?…と思われるかもしれませんが、じつは住宅会社はそのくらいの粗利がないと成立が難しい業界なのです。

住宅業界は「最大のクレーム産業」などと言われてしまうくらいで、引き渡し後も経費が出ていく事態が起こります。いい加減な工事をしているわけではないのですが、それでも一定の割合でお客様に請求のできない補修などが出てくるのです…。

住宅会社に太陽光設置をしてもらうことのメリット

新築時では特に住宅会社経由のメリットがあります。代表的なものが建物の保証・補償に係る部分です。

保証・補償に関しては … 屋根、電気配線・ホーム分電盤、工事中の事故、瑕疵。

また、工事中の工程管理、連絡など煩わしい手続きがなくなります。

住宅会社は自分たちが元請けに入ることでお客さんの費用が増えることを当然わかっていて入っています。それは、30年にも及ぶかもしれない施主とのお付き合いの間、ずっと太陽光についても販売責任・窓口業務を負うことの費用だからです。

最安値はどんなお客様に?

価格の幅の中で最安値のものは、関係の深いお得意様のご自宅(既築)などへの直販時のもになります。信頼関係の出来上がっている相手なら「わが社の直販価格」が商圏に広まってしまう心配もありません。

直販のみを行っている販売業者は常にこの水準の価格で販売をしているところもありますが、この形態ですとハウスメーカーや工務店に業販することができなくなっていきますので、直販業者同士の価格の叩きあいになり工事の品質を落としたりしながらの消耗戦に引きずり込まれていくことになります。

このような業者は最悪の場合数年後に連絡が取れなくなって、故障時などにスムーズな対応が受けられなくなるケースがありますので注意が必要です。

また、直販を行う場合は住宅会社との連絡・確認を施主様にて行っていただかねばなりません。

まとめ

以上のように、まったく同じシステムを購入する場合でも商流によって価格はまったく変わってくるのが実態です。

つまり最高値も最安値も「適正価格」と言えるのです。

よくある話なのですが、新築時に様々な設備、機材を支給品(お施主様が住宅会社に渡して施工のみを依頼など)にしたのに、結局ほとんど合計金額が変わらなかった、もしくは高くなってしまった…というケースです。

これは、施工業者が普段のお施主様渡しの価格と整合性を保つように「施工費」を調整してくるためです。

お得意先である住宅会社がお施主様に提示した価格が、あたかも不当に高額に見える…ということを避けるためでもあります。

施工業者も機材に利益を乗せることができず、将来のリスクの原因の多くを占める「施工」だけを担わされるわけですので、当然、通常時の施工費のみで仕事をすることはできません。

それではどうすればベストな太陽光システムを設置できるのでしょう?

→「適正価格」の中でなるべく安く太陽光発電を設置する方法↓ 

コメント